ゆうのブログ

アメリカの田舎で駐在妻→日々の雑記&勉強したことなど

駐在妻、アメリカで初めてホームドクターを受診

こんにちは。

ゆうです。

2017年より夫の転勤に帯同してアメリカに住んでいます。

アメリカに来てもうすぐ2年になりますが、最近ようやくホームドクターを受診しました。

きっかけ

アメリカに来て約2年、子供もおらず、仕事もしていないため、夫婦ともに全く病気になりません。このため、病院のお世話になることもなく過ごしていました。

しかしながら、日本への一時帰国中に健康診断を受けたところ、ある項目で要精密検査となりました。

日本に帰国する時間もお金もないので、我が家のアメリカの保険をチェックしたところ、精密検査がこの保険で無料でカバーされていることがわかりました。そこで、アメリカで精密検査を受けることにしました。

ホームドクターを予約

アメリカの病院事情を全く理解しておらず、精密検査を受けられる大きな病院に突撃電話。精密検査を予約したい旨伝えたところ、ホームドクターからのオーダーがないと受けられないといわれました。事情を説明したところ、この病院の系列でよければすぐに予約してくれるということになり、早速予約。

どうやってホームドクターを決めるのかはよくわかっていませんでしたが、すぐに見つかってラッキー!

ホームドクター受診

保険証、常備薬リスト、IDカードをもって受付。

問診表を記入。

そして、まさかの体重計測から始まりました。

(免許証に記載の体重よりも15パウンド以上増えてる…。)

初めはナースさんからの問診票+αの基本事項を聞かれました。

血圧などを測定。

途中で通訳を使いたいか聞かれました、念のためiPADによる通訳スタート。

ドクターによる診察

実際には、ドクターではなく、フィジシャンアシスタント(Physician Assistant, PA)です。

さっそく、日本で受けた健康診断で引っ掛かった旨と妊活をしていることを伝えました。

そして、問題なさそうだが、日本の医者が精密検査を受けたほうがよいと言っているのならば精密検査のオーダを出してもよい、ということになりました。

また、妊活については、医学的な診療は女性に負担が大きくお金もかかるので、医学的なことは次回(半年後)の診察で相談しましょうとなりました。

あとは、聴診器で胸の音と、扁桃腺や甲状腺を軽くチェックされて終了しました。

その後、次回の診察(5~6か月後)を予約。

なお、精密検査は自分で電話して予約してくれということでした。

フィジシャンアシスタント(PA)

Physician Assistantはアメリカやイギリス特有の制度なようで、フィジジャン(医者、内科医)のアシスタント。医師が行う医療行為の一部をカバーする資格者です。

私のように大きな病気や持病があるわけではない人間にとっては、ホームドクターPAで全く問題ないように思います。

通訳さん

予約時およびメールでは、英語が心配であれば、自分で通訳を準備するように指示がありました。実際には、診察時にiPadで通訳を利用することができました。

通訳さんによると、多くの病院でiPadを用いた通訳サービスが準備されてるそうです。

ただし、診察時以外では通訳を使えませんでした。

通訳さんにも言われたのですが、私は実際の診察では通訳不要でした。

病院には様々な人種・年齢の患者さんがくるため、看護師さん、お医者さん、受付の人も平易で丁寧な口調で話をしてくれます。このため、私は英語が下手(特に発音)ですが、スタッフの言ってることはほぼ理解することができました。

なお、問診票でわからない単語がいくつかありましたが、問診票は辞書を使えばよいので問題ありません。

PAさんと看護師さんがいない間に、通訳さんと少しお話したのですが、通訳依頼があっても実際にはほとんど使わないというケースはよくあるそうです。

しかし、通訳さんがいてくれると、心強いのは確かです。心配な方は必要かと聞かれたら使いましょう。別にほとんど使わずに返事しても通訳さんに文句言われることはありません。

医療費

今回は、ホームドクターの決定ということで、お金はかかりませんでした。

日本で夫の会社の健康保険に入っているので、海外医療費の控除の紙を念のため持っていきましたが、今回は不要でした。

以前、歯医者に行った際、アメリカの保険を使ったにも関わらず非常に高額でした。この時は、海外医療費制度を利用させていただき、少しお金が戻ってきたので我が家は大変助かりました。

問診票と質問

身長、体重、病歴、家族の病歴、アレルギー、過去の健康診断、

等聞かれます。

問診表で驚いたのが、

セックスを普段しているか?

相手は男か、女か、配偶者か?

という質問です。確かに重要なのですが、結構驚きました。歯医者を以前受診した時にはない項目でした。

また、ナースアシスタントの人からの質問では、

たばこを吸うか(Smoke)?

という質問に加えて、

それ以外では?

と聞かれて、意味が分からずどう意味か聞くと、

たばこを噛むか(Chew)?

と聞かれました。

アメリカには、葉っぱを噛むタイプのたばこがあるそうです。

また、マリファナ、コカイン、その他薬物は、吸うかとも聞かれました。非合法なのに聞くのが不思議でしたね。

その他

全体的にアメリカの病院は便利。

私の病院では、Epic Systems CorporationのMy Chartというサービスを利用しています。

検査予約、検査結果、病気のレコード、常備薬のレコードなどなどすべてオンラインで管理されています。予約を忘れてもネットでチェックできます。

ソーシャルセキュリティーナンバーを使って個人認証をしているようです。日本でもマイナンバーを使ってこのようなサービスが提供されるとありがたいです。政府から管理されているようで嫌だという声をよく聞くのですが、私のようなめんどくさがり屋にはうってつけなシステムです。

また、他のアメリカの病院から依頼があれば医療情報について提出してよいかどいうかという書面にサインしました。

・よい、

・ダメ、

・緊急時のみよい、

という3つの選択肢があります。私はよいにチェックをつけて提出しました。

1回目の受診はこんな感じでした。

また何か思い出したら追加してみたいと思います。

以上

なお、アイキャッチ画像は、れおぽんさんによるイラストACからのイラストを利用しています。