ゆうのブログ

アメリカの田舎で駐在妻→日々の雑記&勉強したことなど

アメリカ生活、車を運転しない駐在妻

2017年より夫の転勤に帯同してアメリカの田舎のエリアに住んでいます。電車はもちろんありません。私の家からバス停までは歩いて1マイル(1.6km)あり、バスは1時間に1本あるかないか。バス停まで自転車で行っても、バス停は住宅街なので、自転車をバスに乗せて移動しなければなりません。アメリカに来てから2週間ほどバスを利用しましたが、かなり大変でした。このため、日本ではペーパードライバーでしたが、アメリカに来てからはすっかり車生活です。

しかしながら、そんな不便なエリアに住んでいても車を運転しないという日本人の駐在妻はいます。アメリカの田舎の狭い日本人社会ですので、車を運転しないという駐在妻はとても目立ちます。私も以前は、そのような駐在妻に対して少しうがった見方をしていました。しかし、駐在も2年目になると、最近はすっかり心変わりしてきています。

アメリカで車を運転しない駐在妻はいるのか

アメリカ生活で、一度も車を運転しない人、少し練習したが免許が取得できず運転をあきらめてしまった人、免許を取得・車を持っているにも関わらず運転を辞めてしまった人、などなどいろいろな駐在妻がいます。

私の住むエリアにある某会社の約30世帯の駐在家族のうち、3~5人位の駐在妻は車を運転していないのです(私の夫の会社ではありません)。要するに、10人のうち1人は運転していないことになります。

アメリカと一言でいっても非常に広いです。都会のエリアであれば、バスや電車などの公共交通システムが発達しているため、運転しない駐在妻の割合はもっと低いかもしれません。一方、私の住んでいるところよりもさらに田舎となると、バスが一本もないということもあるので、運転してる駐在妻の割合はもっと高いかもしれません。

なぜ運転しないのか?

(1)駐在妻本人が運転したくないというケース

単純に駐在妻自身が運転するのが怖いと思っているので、駐在妻が運転したくないということがあります。私を含め、駐在妻が日本でペーパードライバーだったというのはよく聞く話です。不便な生活と運転が怖いというのを天秤にかけた際に、運転が怖い方が勝つと、不便な生活であっても運転したくないということのようです。ストレスのたまる駐在生活です。自分の気分が良い方法で生活することをお勧めします。

今では毎日運転している私ですが、もし公共交通機関がもう少し発達している地域に住んでいたら、車を運転しようとは思わなかったと思います。

(2)夫が反対しているケース

危ないから車に乗らないほうがよい、という考えを持つ駐在員は一定数いるようです。アメリカで働けないことが多い駐在妻が、車を購入したり、リースを自身で契約するのは現実的ではないです。夫に車を乗ることを反対されてしまうと、車を買ってもらえないず、どうにもならないので、少し可哀そうな気もします。

(3)購入資金が準備できなかったケース

お金がないから車が買えない・借りれない。20代の若手の夫婦が急に海外転勤になると、資金不足から妻の分の車が購入できないそうです。しばらくは車なしで我慢してもらい、お金が貯まってから車を購入またはリースするということもあるようです。

そもそも車を運転するのが本当によいのか?

しつこいですが、私はアメリカの不便な場所に住んでいます。家から車で25分かかる無料のアダルトスクールに通っていた時期もありますし、ボランティアであちこち外出、現在は家から車で20分かかるコミカレに通っています。私にとって車は必需品です。

しかし、小さい子供を家で面倒見ていてあまり外出しない人、子供がいなくて語学学校や習い事に興味がないので家にいたい人はどうでしょうか?週末は夫(駐在員)の車に乗せてもらえばよいし、平日に1日位しか乗らないのに、わざわざアメリカで車を購入やリースし、免許を取得するお金や労力は本当に必要でしょうか?例えば、頻繁に外出しないのであれば、Uberなどのサービスを使って移動した方が安上りというケースもあります。

また、3年位の駐在と聞いていたのに、1年経たずに帰国してしまう人もいます。せっかく車を購入したのに、すぐに売りに出さなければならず、かなり損したと言っていました。

一方、アメリカは、いろいろな国の出身者がいます。中東アジア出身の女性は運転しないことの方が多いです。なぜ女性なのに運転するの?と聞いてくる中東系の方もいました。自国とアメリカの物価の違いにより、車を買うお金がないため、いつも誰かに乗せてもらっているという人もたくさんいます。当然ですが、英語など一度も習ったことのないという国の人もいます。アメリカに来てすぐであっても、車を購入できる財力があり、運転免許を取得できる英語力が一般人に備わっているというのは日本人、韓国人、中国人位ではないでしょうか。

まとめ

車購入は、安い買い物ではありません。駐在妻は運転しなければならないと思い込むことなく、生活スタイルなどによって、車購入、車リース、公共交通の使用、Uberなどからフレキシブルに選ぶとよいと思います。

駐在妻は、自分で好きな国や場所を選べるわけでもないですし、ストレスの多い海外生活を経験することになります。周りの声に流されることなく、自分のライフスタイルに合わせて移動手段を選んだらよいかと思います。

以上