ゆうのブログ

アメリカの田舎で駐在妻→日々の雑記&勉強したことなど

【英語多読】The Bad Beginning(ネタバレあり。)

アメリカに住むようになってから英語多読にはまった私が多読でお勧めのA Series of Unfortunate Eventを紹介します。

Title:The Bad Beginning

Author : Lemony Snicket

YL=4.5

単語数=24,130

Lexile: 1010L(Lexile Measureによると、Grade5-8です。)

あらすじ(ネタバレあり)

Baudelaire家の3人のきょうだい Violet, Klaus, Sunny は裕福な両親のもとで何不自由なく暮らしていました。

Violetは14歳で発明家、

Klausは12歳で読書家、

Sunnyはハイハイする赤ん坊で、鋭い歯を持ち、硬いものを噛むのが大好きです。

ある日3人が海辺で遊んでいるうちに、家が火事で焼けて両親を亡くしてしまい、さらには住む場所も失ってしまいます。

Baudelaire家の財産を預かる銀行員のMr. Poeによって、Olaf伯爵(Count Olaf)という親戚に預けられます。Olafは、役者兼伯爵で、めちゃくちゃ悪人。3人にまともな部屋や食事も与えずに家事などをやらせてこき使います。また、Olafのラムシャックハウスはとんでもなく汚く、Baudelaireきょうだい達が入ることを禁止された塔があります。

一緒に住んでいると、徐々に、オラフがBaudelaire家の財産を集めることを模索していることが明らかになります。

ある日、Olafは、きょうだい達にVioletがOlafと結婚する彼の新しい劇で演じることを要求します。きょうだい達は何かがおかしいと気づき、彼らに友好的な隣人のJustice Straussが保有する図書館を利用して法律を研究します。

Klausは、劇中の結婚であっても法的拘束力を持つことに気づき、OlafにOlafの企みがわかったことを伝えると、Olafは、焦るどころか、余裕。実は、Olafは、劇団の仲間にSunnyを鳥かごに入れて、塔の窓の外からぶら下げさせていました。Olafは、KlausとVioletが計画に従わないなら、Sunnyを殺すと脅します。KlausとVioletは、劇が始まる前にSunnyを救助しようと試みますが、失敗に終わり、ついに劇は始まってしまいます。

Violetが結婚文書に署名した後、Olafは聴衆に彼らの結婚式は法的拘束力があると告げて劇を中断します。 劇に参加していたJustice Straussと観客のPoeはどちらも異議を唱えてますが、法律ではBaudelaireの財産をOlafに引き渡す必要があると認めます。

しかし、Violetは、右利きであるにもかかわらず左手で署名したため、法的拘束力がなかったと宣言します。 Justice Straussは、これが結婚を無効にすることができることに同意します。

Olafの企みは無効になるとともに、OlafはSunnyを閉じ込めた罪で逮捕されることになります。しかし、Olafが捕まる前に、彼の仲間の1人が劇場の明かりを消し、彼らは脱出してしまいます。

Justice Straussは、Baudelaireきょうだい達を引き取ることを伝えますが、Poeは彼女がきょうだい達の親戚ではなく、彼らの両親の意思に反するため、彼女が保護者になることはできないと伝えます。そして、Poeは、別の保護者を見つけることができるまできょうだい達を自分の家に連れていきます。

感想など

この本を読むきっかけは、Barnes&Nobleで1巻が$4になっており、装丁が他の児童書よりもかっこよかったため、ついつい手を出してしまいました。 一番初めにこの本を読んだのは、2018年の夏ごろでした。 その当時はMagic Tree シリーズなどの5000語~1万語程度の児童書を多く読んでいたため、2万語を超えるこの本をすこし長く感じました。しかし、単語のレベルとしては比較的読みやすいと思います。 いわゆる、不幸本です。 Happyなことはほとんど起こらないです。 著者も本の中で、Happy Endが好きな人は読まない方がよいと言っているくらいです。 周りの大人は基本的にポンコツですが、主人公のきょうだいが非常に優秀なため、何とか窮地を脱しようとする様が描かれるので不幸ではあるけど、そこまで悲惨さはないように思います。

ではでは。

ゆう。