ゆうのブログ

アメリカの田舎で駐在妻→日々の雑記&勉強したことなど

アメリカのコミカレ入学を目指す人、Accuplacer Testの数学を勉強しよう

2018年夏にコミュニティーカレッジに入学するためにAccuplacer Test(アキュプレーサーテスト)を受験しました。私は学生時代の専攻が理系であり、数学についてはよい点数が取りたい!!という意気込みがあり、テスト前にきっちり勉強しましたので、Accuplacerテストの数学についてまとめてみました。

Accuplacer テストとは?

そもそもAccuplacer テストって何?という人は多いかと思います。

Accuplacer Test(アキュプレーサーテスト)とは、College Boardが運営するテストの一種です。 アメリカでは、コミュニティカレッジ(通称、コミカレ)に進学する場合、英語と数学のプレースメントテストを受験させられます。このプレースメントテストとは、合否を決定するものではなく、現在の実力を測り、どのクラスを受講するのが望ましいかを測定するものです。

例えば、MATH101という科目の履修が卒業の必須要件であっても、プレースメントテストの数学の結果が悪ければ、入学後すぐにこのMATH101を受講できません。そして、MATH101の準備クラスであるMATH95やMATH96などを受講後に、MATH101を受講、となります。

私の通っているコミカレでは、一番簡単な数学で0点をとっても受講可能なクラスはあります。ただし、卒業要件を満たす数学を取得するまでに1年以上かかってしまいます。

日本のように大学入学したら全員同じレベルで同じ授業を取得する、というのではなく、レベル別に授業を取るというのが面白いですね。アメリカでは人によって卒業時期が違うのも、人によってスタートが違うのが理由としてあげられます。

Accuplacerテストはこのプレースメントテストの一種になります。その他、College Boardが運営する他のプレースメントテストとしては、Compassなどもあります。

Accuplacerテストの数学

Accuplacer テストの数学には、3つのレベルがあります。

  1. Arithmetic
  2. Elementary Algebra
  3. College Level Mathematics

1が一番簡単で、3番が一番難しいです。 私の受験したコミカレのAccuplacerでは、2番のテストから始まり、2番のテストの結果に応じて1番を受けるか3番を受けるかそのまま終了するかが決まりました。

また、私の受験したAccuplacerテストでは、問題はすべてコンピュータ上の選択形式であり、問題を後戻りすることができませんでした。

さらに、問題によってはコンピュータ上の電卓が使用可能です。 テストを受験中の画面に電卓が使用可能であれば、電卓マークが右上あたりに表示されました。私は結局一度も使うことはありませんでしたが。。。

数学の各レベルの出題範囲は何?

各レベルの正確な出題範囲が明記されているものは見つけられませんでした。以下の各レベルの出題範囲は、参考書やWebの練習問題を参考に私独自でまとめたものであり、正式なものではありませんのでご理解ください。 また、出題範囲は、1~3のレベルで重なっていますが、同じ出題範囲であっても計算などは1や2の方が簡単です。

1.Arithmetic

・Decimals(小数点)

・Fractions(分数)

・Ratios(比率を求める計算)

・Measurements(単位変換とか)

・Percentage(%関係の計算)

・Rounding Off(四捨五入とか)

日本でいう小学生から中学生レベルです。

  1. Elementary Algebra

・Exponents(指数)

・Elementary Algebra(因数分解とかそんなやつ)

・Radical (累乗根 とか)

・Circles(円関連)

・Word Problems(簡単な文章題)

  1. College-Level Mathematics

・Exponents(指数)

・Logs(ログ)

・Trigonometry(三角法)

・Permutations and Combinations(順列と組合せ)

・Probability(確率)

・Imaginary Number(複素数

・Matrices(行列)

・Progressions

・Translations(平行移動)

・Conic Sections(円錐曲線)

・Word Problems(簡単な文章題)

オンラインで手に入る練習問題

以下のサイトにAccuplacerテストの練習問題が載っています。基本的にはAccuplacer テストの数学は日本人にとっては比較的簡単だと思いますが、念のため事前に練習問題に目を通すことをお勧めします。

・サンプルクエッション(PDFデータ) https://accuplacer.collegeboard.org/sites/default/files/accuplacer-sample-questions-for-students.pdf

・オンライン練習問題

https://accuplacerpractice.collegeboard.org/login

【補足】

以前は、Accuplacer テストの数学は日本人には簡単だろうと思っていました。私は、Elementary Algebraが120点満点で120点、College-Level Mathematicsが120点満点で115点。大学卒業してから10数年経っていますが、それなりによい点数を取れました。しかし、そもそも私は大学が理系専攻でありましたし、就職後も数学を使う機会があるなどアドバンテージがあったからだと思います。

一方、同じコミカレに通っている駐在妻の中には、College-Level Mathematicsで低い点となり、希望の科目が取れないという方々がいらっしゃいました。このように、高校や大学を卒業してから時間がかなり経過してしまうと、Accuplacer テストの数学が難しいと感じるかどうかは人によります。テストを受ける予定がある方は、無駄なクラスをとって時間やお金を消耗しないように、ぶっつけ本番ではなくきちんと練習問題を解いてからテストに臨むことをお勧めします。

以上