【英文のライティングに役立つ】等位接続詞(FANBOYS)の使い方を覚える
こんにちは。
ゆうです。
この記事では、Coordinating Conjunction(等位接続詞)について紹介したいと思います。
恐らく、等位接続詞については高校で習ったと思います。とはいっても、私も30代で久々に英語を勉強をし始めた際には、ほとんど記憶にありまでんした。しかし、大学のエッセイやリサーチペーパーなどでコンマの位置が間違っていると、文法ミスと判断され減点される可能性は高く、ライティングする際にはコンマの位置などまでしっかり注意したほうがよいです。
FANBOYS(ファンボーイズ)
等位接続詞とは、文法上対等の関係にある「 Word(語)とWord(語) 」 「Phrase(句)とPhrase(句) 」 「 Clause(節)とClause(節) 」 を結び付ける接続詞です。
For, And, Nor, But, Or, Yet, So、
この7つの等位接続詞の頭文字を取って、FANBOYS(ファンボーイズ)、と覚えれば等位接続詞はOKです。
日本の学校では、Forは前置詞、Yetは”まだ”(副詞)、で用いられるケースが多いです。しかし、アメリカの本や文献を読んでいると、等位接続詞として用いられることも多くあります。
等位接続詞 | 意味 |
For | …だから (because(従位接続詞)と似た意味です。) |
And | ~と、~や ~および…、かつ |
Nor | …もまた…ない、そしてまた…ない (not orの意味です。) |
But | しかし、ただし |
Or | または |
Yet | けれども、それにも関わらず、 (butと似た意味です) |
So | そこで、それで、…ので、 |
等位接続詞を使った文の書き方
等位接続詞は 、
A + 等位接続詞+ B
のように接続する2つの語・句・節の中央に置かれます。
例えば、2つの独立節を接続した文を書く場合、","カンマと等位接続詞を中央に置きます。
独立節A + , + 等位接続詞 + 独立節B .
for
forは、…だから、という意味です。
独立節A + , + for + 独立節B .
この場合、「独立節Bなので、独立節A」などです。
要するに、独立節Bには、独立節Aの理由が記載されます。
例文)
We are here, for we want to improve our English.
and
andは、~と、~および…、など情報を追加する際に用いられます。
2つの独立節を接続する場合
独立節A + , + and + 独立節B .
この場合、「独立節Aと独立節B」などです。
例文)
I studied hard for the exam, and I did not do anything else.
また、2つの独立節の主語が同じ場合に、2つ目の独立節の主語を省略することができます。
独立節A:Bill bought a large pizza.
独立節B:He ate the whole thing.
これを接続すると、以下2つの文は全く同じ意味になります。
(1)Bill bought a large pizza, and he ate the whole thing.
(2)Bill bought a large pizza and ate the whole thing.
(1)は、2つめの独立節で"he"があります。このため、カンマとandを中央に置きます。
(2)は、2つめの独立節で"he"="Bill"で、"he"が省略されています。このため、カンマを付けずにandを中央に置きます。
2つの語を接続する場合
語A and 語B
コンマをつけず、andを中央に置きます。
例文)
I have a cat and a dog.
3つ以上の語を接続する場合
語A, 語B, and 語C
語Bの後のカンマは任意のため、
語A, 語B and 語C
でも大丈夫です。
例文)
I have a cat, a dog, and a fish.
nor
norは、…もまた…ない、という意味で、否定的な選択肢を追加する場合に使用されます。
基本的に2つの独立節をnorで接続する場合、
独立節A, nor 独立節B.
となります。この場合、「独立節Aでもなく独立節Aでもない」などです。
しかし、このnorに関しては、他の等位接続詞と異なり、2つ目の独立節の語順が疑問形のようになります。ここでは、2つ目の独立節がbe動詞、一般動詞、助動詞のそれぞれを例に挙げて説明します。
2つ目の独立節がbe動詞の例
以下の2つの独立節をnorで接続する例について説明します。
独立節A: Tom wasn't at home.
独立節B: He wasn't at work.
⇒ Tom wasn't at home, nor was he at work.
このように、norの後ろが疑問形のように順番がひっくり返り、was he、となります。
2つ目の独立節が一般動詞の場合
以下の2つの否定文の独立節をnorで接続する例について説明します。
独立節A: I don't smoke.
独立節B: I don't drink whiskey.
⇒ I don't smoke, nor do I drink whiskey.
このように、norの後ろが疑問形のようになり、do I、となります。
2つ目の独立節が助動詞の場合
以下の2つの独立節をnorで接続する例について説明します。
独立節A: Mary can't cook chicken for dinner.
独立節B: She can't cook fish.
⇒ Mary can't cook, nor can she cook fish.
このように、norの後ろが疑問形のようになり、can she、となります。
but, yet
butやyetは、しかし、という意味で、対比するために用いられます。
独立節A + , + but(yet) + 独立節B .
この場合、「独立節A、しかし、独立節B」などです。
例文)
I ate too much breakfast, but(yet) I am still hungry.
or
orは、~または…、という意味で、選択肢を追加する際に用いられます。
独立節A + , + or + 独立節B .
この場合、「独立節Aまたは独立節B」です。
例文)
I can call you, or you can call me.
また、2つの独立節の主語が同じ場合に、2つ目の独立節の主語を省略することができます。
独立節A:We can go home.
独立節B:We can go shopping.
これを接続すると、以下2つの文は全く同じ意味になります。
(1)We can go home, or we can go shopping.
(2)We can go home or shopping.
(1)は、2つめの独立節で"we"が省略されていません。このため、カンマとorを中央に置きます。
(2)は、2つめの独立節で"we"が省略されています。このため、カンマを付けずにorを中央に置きます。
so
soは、~それで…、という意味で、結果を追加する際に用いられます。
独立節A + , + so + 独立節B .
この場合、「独立節A、それで、独立節B」です。
例文)
I want to go on vacation, so I need to save money.
文法用語
Coordinating Conjunction 等位接続詞
Independent Clause独立節